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—シオデの育て方— しおで（しょでこ・牛尾菜）は、牛の尾に形が似たユリ科の蔓性多年草で大変おいしい山菜です。

しおでは、東北では「ショデコ」「ヒデコ」と呼んで、熱狂的なファンが多く、『山菜の女王」とも称されます。

アスパラガスに似ていることから「山のアスパラガス」とも呼ばれます。

山菜の中でもくせが無く、味が良いとして親しまれ、料理の幅が広い山菜です。

晩秋には地上部が枯れ、地下部に新たな芽を形成し、越冬します。

増殖方法には山取りによる株分け苗の移植で増やす方法もありますが、土壌条件が変わると、活着しにくい性質があるため、実生繁殖による方法が一般的です。

育苗期間が2年半になることや、地上部の生育に比べ根は長く伸びる性質があるため、播種容器は深めのプランターが適します。

定植2、3年後には、生育がおう盛になり、つる状に生育するようになるため、つる誘引用のネットの設置が必要です。

〇用土 自生地におけるシオデの適環境は、日当たりのよい原野や草原、スギ林の林縁などです。

土壌条件は、排水がよくかつ保水力に富み、肥沃なところで、礫質まじりのところがいいです。

排水が良く、水持ちの良い用土をが適します。

〇収穫 定植3、4年後に、茎の太さが直径5mm以上になると収穫ができます。

新芽は、長さ25cm程度で収穫します。

新芽数本の収穫後、さらに新芽（副芽）が伸びだしますが、この芽は株養成のために残します。

側枝も採取が可能ですが、品質は劣ります。